昨日の台風で、知り合いの社長は、楽しみにしていた北海道旅行が中止になってしまいました。
秋の旅行シーズンですから、他にも残念な思いをした方も多かったことでしょう。
さほど出歩くのが好きでは、なかった祖母ですが、簡保の旅行だけは、欠かさず参加していました。その日の朝は、必ず祖父がお弁当のおにぎりを握るのです。板前をしていた祖父の作るおにぎりは、絶品で、ほぼ90%梅干ししか入らない母のモノとは違い、具も豪華でした。
子供のころ、一緒に佐渡に旅行した時、祖父の作った筋子のおにぎりが、美味しくて、それまでの魚卵嫌いが直ったのを覚えています。
たぶん祖母もそんなおにぎりも旅の楽しみだったのかもしれません。
郵政民営化で、簡保の旅行も無くなり、JALの経営不振で国内を繋ぐ翼の存続も危ぶまれています。
秋の収穫を終え、自分へのご褒美だった旅の楽しみが、なくならずに続いていってほしいなと思います。