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森山機材/専務ブログ

肉食系

日本の狼は絶滅しましたが、海外では、まだ生息が確認されています。イヌ科ですから、群れを組んで活動しますが、面白いのは、夫婦、子供の他に血縁関係の全くない、年老いた狼が加わっているのです。

その狼、勝手に群れに入ってきたらしく、狩りのときに、数がいた方が都合がいいので、とりあえず入れてもらっています。狼は自分の体重の五分の一の量の肉を食べます。ライオンが三十分の一ですから、いかにたくさん食べるかがわかります。それには、彼らの狩りの仕方に理由があるのです。

チーターのように走力を活かして、一気に捕まえるのでなく、ターゲットを定めると、付かず離れずの距離を保ちながら、半日もしくは、一日中ストーカーのようにつけ回し、相手が根負けしたところをガブッといくのです。そういう狩りなので、スタミナを維持するために、たくさん食べなくてはならないのです。

しかし、群れのボス以外は、あまり食べる権利がないので。若い子供は、独立を余儀なくされ、群れを離れます。これが、世にいう一匹狼です。その際、居候で肩身の狭かった老狼も付いてくるのです。若い狼は、彼から狩りの仕方を覚えます。空腹時は、家畜を襲い、魚釣りもします。肉にありつけないときは、ブドウも食べます。ちゃんとブドウ糖がエネルギー源になることも知っています。そして、過酷な二人旅を終えると、老狼は、役目を終えたかのように、死んでしまいます。

たくましく成長した若い狼は、伴侶を見つけると新しい群れを作るのです。というのが、海外の肉食系の話ですが、草食系が増えた日本では、狩りはもっぱら女性の仕事のようです。

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ニホンオオカミ

鹿やいのししが、増え続ける一方、絶滅してしまった動物がいます。ニホンオオカミです。しかし、これについては、はっきりした絶滅の理由が解明されていません。

逆に、北海道に生息していたエゾオオカミの絶滅の理由はハッキリしています。それは、人間が毒殺しました。明治以降、酪農を主要産業としてきた、北海道では、酪農を伝授した欧米人から、家畜を食べてしまうオオカミは、徹底的に駆除するよう、教えられたのです。

確かに欧米の童話にでてくるオオカミは、赤ずきんちゃんなど、たいてい悪者です。しかしその結果、天敵がいなくなったエゾ鹿が繁殖してしまい、森林が荒らされる現実に直面しています。

ところが、農耕を主体としていた本土では、オオカミを駆除した歴史はないのです、むしろ、人間とオオカミは、いい関係ができていたという考えもあります。たとえば、けものへんに、良いの書いて狼です。また、その呼び方は、まさしく、オオカミ→大きな神です。

今もっとも、原因として、有力な説が、鳥インフルエンザのような、オオカミだけに感染する伝染病が蔓延したのでは?という説です。

今世界的に新型インフルエンザが猛威をふるっていますが、オオカミのようならなければと思います。


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歪んだ連鎖

秋も深まり、農作物も収穫の時期を迎えています。ただ、その農作物が鹿やイノシシなどの野生動物によって荒らされる被害が頻発しています。

温暖化によって、冬の間でも繁殖活動が可能になったことや、農村の高齢化と過疎化で、怖い人間がふもとにいなくなったことが、原因のようです。

なので、猟銃による駆除が盛んに行われているのですが、問題はそのあとの処理です。土に埋めることも試みられましたが、他の動物が掘り起こす問題が発生。なんとか有効な手立てはないかと思案した結果、食べてみることにしました。いろいろ試行錯誤し、ステーキや燻製、鍋料理など、いくつか商品化されました。

例えば、鹿のステーキなどは、牛の四分の一カロリーであるため、健康食としても効果があるようです。

ただ、生態系を歪めたのは。人間なわけで、複雑な思いですが、美味しく食すことが、せめてもの供養かもしれません。
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ダメと言わない

以前、B’zの特集の番組のことを書きましたが、その中で、曲作りの様子が、放送されていました。ここは、こうしてみたいと稲葉さんが提案すると、松本さんが、それに答えて演奏します。

結局、お互い納得いかず、稲葉さんの提案は採用されないのですが、彼らの特徴として、たとえ、ちょっとそれは、ないなぁと思っていても、決して頭ごなしに否定せず、とりあえずやってみてから、判断するのです。たぶんそれは、お互いがアーティストとして、認め合っているからなのでしょう。

やってみて、やはりだめの時もあれば、逆に思いもしない展開が生まれることもあるはずです。尊重しあい、妥協しない姿勢は、二十年以上第一線を走り続ける秘訣なのかもしれません。


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出発の日

気づいた時には、手の施しようがありませんでした。愛する妻とせめてもう一度、散歩がしたいという願いも虚しく、リュウイチさんの体は、蝕まれていきます。

亡くなる数日前、担当医は、リュウイチさんに、自分が以前死を看取った患者さんの話をしました。
その人は、「肉体は滅んでも、魂は残ると思うんです。私が亡くなった後、風もないのにろうそくの炎が揺れたら、それは自分がやったことだと思ってください」と言って、息をひきとったそうです。

その話を聞くとリュウイチさんは安らかな気持ちになり、「天国で先生の席は、空けて待ってますから、お酒でも呑みましょう」そんな軽口を言うと、非常に穏やかな顔で、翌日、旅立ちます。41歳でした。

あれから11年。今でも、奥さんは、リュウイチさんがいつも見守っていてくれると思っています。


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