竹内まりやさんは、私の好きな歌手のひとりなのですが、今年の三月まで、朝ドラのナレーションをしていました。
語り口がとても魅力的でした。さすが、音楽の世界に生きている人だけあって、非常に聴きやすく、やさしさに溢れたトーンは、心地よく胸に響きました。

数か月たった今日、彼女の特集番組を見ていたら、伊集院静氏にあてた、礼状が紹介されていました。その字の見事なことに驚かされました。一文字一文字丁寧に書かれた文字は綺麗で、変な癖のない、とても美しい字でした。

それは、まっすぐで素直な歌声やナレーションと同様に、人の心にスーっと入ってくるものでした。言葉というものをとても大事にしている方なのでしょう。

また、内面に一本凛とした芯しっかり持っていることがその字から伺えます。でもそれを感じさせない自然体で、やさしい物腰は、見習いたいなあ思います。ますます彼女が好きになりました。

数年前に、中学の同窓会に出た時、「森山君は、あの頃と変わらないね」って言われました。
先日も十年近く親交のある方から、「最初の印象と変わらない」と言われました。

たぶん進歩してないだけかもしれませんが、年齢とともに衰える肉体は、仕方ないとして、気持ちの面だけは、潤っていたいなとは思ってます。

ある社長さんが、「最近の社員は、言われたことしかしないばかりか、隙あらば手を抜こうとする。いったい会社に何しに来てるんだ！」と憤慨してました。
今のご時世、未来に希望が持てない若い人の気持ちもわからんではないですが、逆にこんな混沌とした時代を経験できたことは、その後の生き方の糧になるはずです。

おじさんになったとき、「あんなんなっちゃったのー」と言われないためにも、お互い腐らず、潤っていきましょ。

小学生の頃から、遠足、運動会の類は晴れたためしがありませんでした。研修でロスに行った時も、年間何日もない雨の日にぶつかりました。

はじめての阪神観戦は、横浜まで行ったのに、雨で中止になりました。

もう雨とは、一生付き合う覚悟を決め、雨男として生きていこうとしたら、急に雲行きがかわり、ここ二三年晴れ男です。

そしたら、逆に自信が湧いてきて、週間天気予報、雨でもイベントの日は、晴れる気がして、実際晴れたりします。

世の中、気の持ちようでもなんとでもなるのかもしれません。

あるお店で、食事をしていると、向かい側のテーブルを店員の方がくっつけだします。どうやら、団体客が来るようです。
落ち着いた雰囲気のお店だったので、うるさくされるのは、ちょっとイヤだなと思い、ブルーな気分になりました。
現れたのは、６０代ぐらいの１０人ほどの男女の方々。話す言葉から、東北か北関東からの人のようです。
男性の方の何人かは、ビールを頼んでいましたが、こちらの不安とは、裏腹に、別に騒ぐ様子もなく、淡々と食事を済ませると、早々と帰って行かれました。

半月ぐらい前にも同じような状況に遭遇しました。佐渡への出張時、船室で、団体客と同室になったのです。移動時間は貴重な睡眠時間なので、イヤだったのですが、その方々も、割とお行儀よく過ごされていました。
確か、その時も同じようなナマリがありましたから、北日本の方は、奥ゆかしい人が多いのかもしれません。

明日から三連休、他県へ行かれる方も、他県から訪れる方も多いとことでしょう。新潟の人ってマナーいいなと感じてもらえれば‥と思います。

今年最高の暑さを記録した日でした。熱中症の予防には、のどが渇く前に、水分や塩分の補給をすることが大切だそうです。
最近、エコブームのせいかマイタンブラーや水筒を持ち歩く人が増えています。デザインや機能も豊富になり、専用の売り場もあちこちで見かけます。
私も毎日、飲み物用と、ランチのインスタントみそ汁のお湯用の二本の水筒を持ち歩いています。
私がエコに目覚めたきっかけは、中島美嘉さんのコンサートでした。トークの中で、ツアー中はスタッフ全員マイ箸、マイタンブラーを持参して、割りばし、紙コップの類は一切使わないという話を聞いたのです。それだけなら、「ふーんなるほどすごいね」ぐらいで終わってしまうのですが、隣にいた女の子が「明日からマイ箸、マイ箸」と心に誓うように呟いているのを耳にし、私も決心したのです。

今の日本の一日のエネルギー消費量は、江戸時代の一年分だとか‥微々たるものかもしれませんが、飲み物代は、一か月で一万円はうかせます。