先日、出張に行った際、懇親会で隣合わせた方は、今回の主催者側のOBでした。今は定年を迎え、業界紙の編集をやっているとか。
長年、勤めていただけあって、入れ替わり立ち替わり、既存社員の方が、ビールを注ぎに来ます。すると、その方はどんな人が来ても、立ち上がって、お酌を受けていました。
重役から若手社員まで、分け隔てなく接する態度は、感心させられました。また、一人新潟から来た私にも、関連する話題や、かつての武勇伝をして頂き、楽しい時間を過ごさせてもらいました。
宴も竹縄になってくると、注ぎに来る社員もいなくなり、話題も尽きてきました。最初は気を使っていた既存社員も、もう定年を迎えた方なので、影響力はないのか、終盤は、放っておかれ、どこか淋しそうでした。
たぶんそれでも足を運んでしまうのは、懐かしい顔に会いたかったからなのでしょうか?それとも普段の生活がもっと淋しかったからなのでしょうか?
でもそれだけ、現役時代は充実していたのかもしれません、最後に、私がお酌をすると、嬉しそうに微笑まれました。