今季限りで杉山愛さんが引退することを表明しました。世界を舞台に17年間活躍した彼女は、人一倍の向上心と、鍛え上げた故障の少ない体で、エースとして日本のテニス界を引っ張ってきました。
時には、思うように結果が出せずに苦しんだとも、聞きます。それでも母をコーチににして立ち直り、4大大会 女子複3回V 62回連続出場を果たし、海外でも「鉄人」と呼ばれています。
伊達さんやキム・クライシュテルスさんなど、テニス界は「復帰」ばやりですが、杉山さんは彼女らをたたえながらも「私は戻るかもしれない、と思うならやめない。やり切ったと思える形で引退したい」と話していました。
やり切ったと判断した彼女に、拍手を贈りたいです。長い間お疲れ様でした。