エンジンをかけたまま、車を離れたため、中にいた子供が、ロックしてしまい、若いお母さんは、途方に暮れていました。
そうこうしているうちに、子供がアクセルを踏み、空ぶかしをした車は。「ブォー!」というエンジン音を立てると、もうお母さんはパニックです。半泣き状態で「キーとじ込み、直してくれる所知ってますか?」とたずねられたのですが、咄嗟には思い浮かびません。
子供は二歳ぐらいで、言葉がやっと通じるかどうか、窓の外から、「ここのボタン、パチンして!」と、必死にロックの解除法を教えると、ちゃんとボタンを押してくれて、ロックは解除され、親子は、感動の再会をはたしました。
わが子を抱きしめ、涙するお母さん。ナンバープレートを見ると、習志野でした。見知らぬ土地で、さぞかし心細かったことでしょう。