春風亭昇太さんは、笑点でもレギュラーを務める人気落語家です。その方が新潟に来ました。
とぼけた語り口の中に、地元ネタを散りばめ客の心を掴み、本題の落語に入ってからは巧みな話芸でどんどんその世界に引き込み、会場は笑いの渦に飲み込まれたのでした。
あまり馴染みのない落語の世界ですが、生で見るとその芸の深さ、江戸時代の人々の表情豊かな暮らしぶり‥を肌で実感でき、現代まで続いた理由もわかる気がします。
雪と鉛色の空に閉ざされた新潟の人々に、笑顔の日差しの降り注いだひとときでした。