黒沢明監督は、スタッフにいつも、どんなつまらないことでも、面白いと思ってやるようにと言っていました。
努力だけでは、さすがに長続きはしない。おもしろいと思うことで、努力するようになり、努力すれば面白くなってくる。
また些細なシーンでも決して手は抜きませんでした。これくらいはいいだろうと、手を抜き始めたら、どんどん際限なく手は抜かれていく。
そんな風に頭の中に描かれた綿密なプランを実践していくのですが、プラン通りに映画が撮れても、ダメだそうです。
やはり映画は、頭でなく、心で撮るものなのだそうです。