シルクは繊維の性質上、紫外線や汗で変色しやすく、取り扱いには注意が必要です。水分に弱く、シミや汗がついただけでもシルクの特性がなくなり元に戻りません。着用機会の多いお気に入りのネクタイにシルクが多く使われていませんか？着用前に撥水加工をすると水分を弾く上、汚れにくくなります。

雪に濡れた衣類や汗をかいた衣類を「後で洗うからとりあえず」とうっかりそのままにすることはありませんか？
それだとカビが生える原因にもなります。必ず一旦乾かしましょう。また、ご家庭での洗濯やドライクリーニングでは汗の成分が残留してしまうこともあります。汗抜き加工がおすすめです。

毛皮
摩擦や熱などに弱いので、バッグの持ち方やたばこ、ストーブの熱に気をつけましょう。

家庭でのお手入れの基本は、厚手のハンガーにかけて風通しの良い所で陰干します。細い棒状のもので軽くたたきほこりを除き、柔らかいブラシで毛並みを整えましょう。

汗などが付着したときは中性洗剤入りのぬるま湯をガーゼなどに含ませ毛先だけを拭きとります。

２日以内なら　　　　　９０％のシミが落ちるが１０％落ちません
１週間以内なら　　　　５０％のシミが落ちるが５０％落ちません
１ケ月以内なら　　　　１０％のシミが落ちるが９０％落ちません
１ケ月以上経過すると　ほとんど落ちません。もう絶望的です。

目立たないシミでも、時がたてば落ちにくくなります。手遅れにならないよう、クリーニングはお早めに！！

お手入れの基本は、衣紋掛けにかけて風通しの良いところで体温や湿気を良く取り、柔らかいブラシでブラッシング。
汚れは、ベンジンやリグロインのような油性溶剤で、ブラシで軽くたたきながら取り除き、洗剤をガーゼに含ませ周りをぼかすよう拭きます。
汗などが付着した時は、中性洗剤を含んだぬるま湯をガーゼ等に含み軽くたたきだし、周囲に霧吹きで水をかけ、乾いた布で水分をよく取り、室内で陰干しましょう。