皆既日食で、午前中は仕事も手につかなかった人、多かったと思います。さて、三日月のように満月以外の欠けた状態の月を美しいと愛でるのは、日本人の独特の感性らしいです。
完璧なものより、どこか不完全なものに魅力を感じる。わびさびの世界とか、ヒーローものでも、三分間しか戦えないとか、裏切り者であるとか、みんなどこか陰の部分を背負っています。
そんな欠けた部分が、尚一層心を引き寄せるとともに、みんなそうやって、悲しい十字架背負って生きてるということに、共感を生むのかもしれません。
2009-07-23 00:31:32